タロット占い|タロットカードには良いカードも悪いカードもない
トートタロット・アテュ22枚の解釈記事を先日書き終えました。
文章に書き起こすって、大変な作業ですね。ですが、今まで気づかなかったことや分かっているつもりでいたことなどを再認識できて、本当に多くのことを学ぶことができました。
巡り合ったこの機会に感謝です。
今後の予定としては、引き続きトートタロットのコートカードの解釈に着手したいと考えています。9月中には書き終えるつもりで計画していますが、そのあとはまだ未定です。
拙い文章ではありますが、皆様がトートタロットを知るための手がかりとなれば幸いです。
さて、今回はタロットカードの解釈ではなく(広い意味ではそうなのですが)、タロットカードに良いカードと悪いカードがあるかということについて私の考えを紹介したいと思います。
ニュースはニュース、それ以下でも以上でもない
これはあるとき友人に「バッドニュースがある」と言ったら返された言葉です。
一見突き放した言葉のように聞こえるかもしれませんが、よく考えてみると確かにその通りだと思えました。
例えば、入試試験を受けた大学から合格の通知が来たら、通常はいいニュースだと感じるかと思います。ですが親戚の見栄のために受けただけなら、親戚は大喜びでも本人は浮かない気持ちになってしまったり。
反対に本人は喜んでいても、費用が高額のために親は頭を悩ませるようになるかもしれません。
だからこそニュースはニュースで、そこに良いも悪いもないのだそうです。ニュースの良し悪しは受け取る側の事情と心持ちで決まるものですものね。
そして、上記のことはタロットカードのリーディングにも当てはまるのではないかと思うのです。
カードはカード、それ以下でも以上でもない
タロットカードの占いの結果によっては、受け入れがたいときもあるかと思います。
私自身、問題の解決を強く願っているときに「問題の解決には時間がかかります」という答えを引いてしまってガッカリしたことが(実は何度も)あります。
だからといって、それを悪い結果と言い切るのは早計です。時間をかけることによって成長できるところ(この場合は主に私の忍耐でしょうか)もあるわけです。
あ、やっぱりこれはバッドカードってことでいいかなって気がするのが、私を含めた一般的な人の感情かもしれませんね。
ですが考えてみると、道を間違えているとき、態度を改める必要があるとき、危険が訪れようとしているとき。
そんなときに得られるタロットの導きは、実は得難く有益な情報じゃないかと思うんです。
タロットで占うと、人が言いづらいこともズバッと言ってくれて、聞きたくないことも容赦なく教えてくれますからね。
そして結果的に、タロットを通して「最悪」を避けることが可能になりますし。
中には自分自身の手に負えないところで決まってしまって、望まない結果と向き合わなくてはならないこともあるのですが。そんなときは、事態に備えて心の準備をする時間が得られますし。
ですから、タロット占いの結果は全てが等しく私たちを導くための教えであって、そこに良いも悪いもないのです!
良薬が口に苦すぎることが多々あるというだけで……。